
ユキ
こんな方のために、この記事を書きました。
英語コンプレックスがある外大卒の純ジャパの私
私は、外大(外国語大学)を卒業しました。
私が外大OGだと知ると、ほとんどの人がキラキラした目でこう言います。
すごい!
英語は当然できるんですよね??
ユキ
外大生あるある。
英語力のピークは、大学受験 笑
私は、日本生まれの日本育ち。
いわゆる、純ジャパです。
もともと頭が良かったわけでもありません。
田舎の公立高校で死に物狂いで勉強をし、やっとの思いで外大に合格しました。
社会人になってからは、海外案件を担当することもありました。
しかしあまりの英語のできなさに周囲から呆れられ、いつしか英語を使う仕事自体を振られなくなりました・・・。
ユキ
世の中には格安の学習アプリや24時間喋り放題のオンライン英会話が溢れています。
そんな中、なぜ私は総額約60万円という高額な「英語コーチング」を選んだのか。
過去の挫折から行き着いた、明確な3つの理由をお話しします。
- 「独学の限界」と自分の悪い癖に気づいたから
- 英会話レッスンは「練習試合の場」だと気づいたから
- 「意志の弱い自分」に逃げ道をなくしたかったから
これまでは市販の参考書やアプリで「なんとなく」勉強し、やった気になっていました。
しかし、英語コーチングの体験レッスンで突きつけられたのは、「単語をいくつか拾って、脳内で都合よく意訳しているだけ」という致命的な自分の癖でした。
このような無意識の悪癖は、どれだけ優秀なアプリを使っても自力で気づくことは100%不可能です。
プロによる客観的な診断がなければ、これ以上いくら時間をかけても一生レベルアップできないと痛感しました。
外国人講師とお喋りをする英会話スクールは、すでに頭の中に知識(インプット)が十分にあり、英語を話せる人が実践するための「練習試合の場」です。
当時の私のように、ネイティブのスピードを処理する「英語脳」の土台がない純ジャパが飛び込んでも、毎回決まった定型フレーズを使い回して愛想笑いで終わるだけ。
今の私に必要なのは、楽しくお喋りをする外国人講師ではなく、脳内のインプット回路を科学的に鍛えてくれる「日本人のプロトレーナー」でした。
月額制の安いツールは手軽な反面、自分の意志ひとつで「いつでもサボれる」という罠があります。
私は自分の意志の弱さと諦め癖をよく知っていたので、大金を投じることで強烈な覚悟を決め、毎日進捗を管理されるという「サボれない環境」を仕組みとして買いに行きました。
無駄な遠回りをすべて排除し、最短最速で「一生モノの英語脳」を手に入れる。
私にとって英語コーチングは、自分を変えるための「最も確実で科学的な、最後の手段」だったのです。
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もくじに戻る90Englishを選んだ理由

出典:90English公式HP
世の中には、数多くの英語コーチングスクールがあります。
その中で90Englishを選んだ理由は、以下の通りです。
- 短期間無料体験コースがあった

出典:ベネフィット・ステーション公式HP
当時、英語力をさらに引き上げたいという思いはありつつも、どのスクールを選ぶべきか迷っていた私の目に留まったのが、勤め先の福利厚生サービスである「Benefit Station(ベネフィット・ステーション)」でした。
何気なくお得なプランを探していたところ、たまたまこの90Englishの「短期間無料体験コース」が掲載されているのを見つけたのです。
「会社の福利厚生制度は、使えるものはすべて限界まで使い倒さなければ損!」という、自他ともに認めるがめつい(笑)マインドが私の背中を強力にプッシュしました。
高額な投資が必要になりがちな英語コーチングにおいて、職場の恩恵にあずかって「完全無料」でプロの指導を体験できるチャンスは、まさに渡りに船。
迷う理由などどこにもなく、その場ですぐに申し込みの手続きを進めることに決めたのです。
このように、純粋な学習欲に加えて「福利厚生を最大限に活用したい」というちゃっかりとした動機から、私の90Englishでの新たな英語の旅がスタートしました。
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もくじに戻る90Englishの口コミ&評判を調べてみた
追記予定
引用元:X(旧Twitter)
追記予定
追記予定
引用元:みんなの評判ランキング
これらを踏まえ、90Englishの良い口コミと悪い口コミを整理してみました。
- 追記予定
- 追記予定
- 追記予定
- 追記予定
- 追記予定
- 追記予定
ユキ
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もくじに戻る90Englishの英語コーチング体験談
2023年3月。
悪い口コミ&評判の真相を明らかにすべく、90Englishの英語コーチングを受けました。
イングリッシュカンパニーを卒業し、続いてライザップイングリッシュでの2ヶ月におよぶ超高密度なアウトプットの千本ノックを駆け抜けた私。
英語学習のデータベースを構築し、それを大人のシンプルな英語として外へ引き出す脳の蛇口は、間違いなく開通しつつありました。
しかし、私の欲深く、がめつい学びへの執念はそこでは終わりませんでした。
職場の福利厚生を使い倒したいというちゃっかりとした動機から偶然見つけたのが、新進気鋭のオンライン英語コーチング「90English(ナインティイングリッシュ)」の2週間短期無料体験コースでした。
ユキ
そんな軽い気持ちで申し込んだ2週間の体験セッションは、これまでに私が経験した大手スクールとは180度異なる手軽さと、その手軽さの裏に隠された声と喉、あるいは日本語の思考回路を根底からひっくり返すような、あまりにも濃密でシュールな大革命の連続だったのです。
今回は、内向的で大人しい会社員の私が、LINEの音声通話の向こう側で繰り広げた2週間の限界突破の全記録を、圧倒的なボリュームで余すことなくレポートします。
これまでに私が通ってきたスクールは、いずれも銀座の一等地に構えられた洗練されたスタジオに足を運ぶか、あるいはZoomや専用システムを使って画面越しに互いの顔を突き合わせるスタイルが基本でした。
そのため、セッション当日ともなれば、仕事終わりでクタクタの身体に鞭を打ち、それなりの身なりを整え、メイクを直してカメラの前に座るという、目に見えない心理的・物理的ハードルが常に存在していたのです。
しかし、90Englishの受講スタイルを初めて知ったとき、私は思わず「これ、本当にコーチングなの?」と耳を疑いました。
セッションのプラットフォームは、現代人の生活に完全に溶け込んでいる「LINEの音声通話のみ」でした。
ビデオによる顔出しは一切不要であり、画面共有が必要な時だけ、スマホやPCのLINEの画面共有機能を使うという極めて割り切ったシステムだったのです。
このシステムの恩恵は、想像以上に凄まじいものでした。
仕事が終わって帰宅し、一日の疲れをお風呂でさっぱりと洗い流し、お気に入りのパジャマに着替え、完全なすっぴんでベッドの上に寝転がりながらでも、予約時間になればスマホ一つで最高峰のコーチングを受けられるのです。
この究極の気楽さは、これまでの英語学習に漂っていた「お勉強を始めるぞ」という特有の身構えや緊張感を、最初の1秒で綺麗に消し去ってくれました。
そして迎えた第1回目のセッション当日。
スマートフォンのLINE着信音が鳴り、通話ボタンをタップすると、画面の向こうから
ユキさん、初めまして!
トレーナー
という、弾けるように明るく、とびきり可愛らしいお姉さんの声が飛び込んできました。
その声のトーンは、まさに快活でエネルギッシュな陽キャラそのものでした。
自他ともに認める根暗で大人しく、法律業界の堅苦しい空気にどっぷりと浸かって生きている陰気な私とは、見事なまでに正反対のオーラを放っていました。
実は、事前に作成されたLINEグループには、私とトレーナーのお姉さん以外にも複数のアカウントが入っており、合計で6人のメンバーが確認できていました。
そのため、小心者の私はセッションが始まる直前まで、
ユキ
人前で拙い英語を話すなんて絶対に耐えられない。
と、内心ガタガタと震えていたのです。
しかし、その不安はすぐに解消されました。
グループにいる他のメンバーは、カリキュラムを管理する運営スタッフやバックアップの講師たちであり、セッション自体は完全なマンツーマンだったのです。
プライバシーが完全に守られた安全な空間であると分かり、私は深く胸を撫で下ろしました。
最初にお互いの自己紹介からお願いします!
トレーナー
トレーナーのお姉さんは、かつてカナダに3年間留学していた経験があり、日本に帰国した現在も、日常的に英語をフルに活用する第一線の仕事をバリバリこなしているという、絵に描いたようなバイリンガルでした。
その明るいキャラクターに引っ張られるようにして、私の90Englishでの新たな英語の旅がスタートしたのです。
お互いの自己紹介が一段落したところで、トレーナーのお姉さんから、コーチングの核心に迫る最初の質問が投げかけられました。
今回90Englishの体験を申し込んでくださった、具体的な理由や目標があれば、ぜひ教えてください!
トレーナー
LINEの音声のみという気楽さもあったからでしょうか。
私は、普段のビジネスの場であれば心の奥底に隠している、自分の格好悪い過去も含めた「3つの本音の動機」を、ありのままにお姉さんに打ち明けることにしました。
まず1つ目の動機は、前職でのトラウマと、海外案件へのリベンジです。
前職のときに、英語を使った業務を担当させてもらう機会があったのですが、当時の私はあまりにも英語ができなくて、ミーティングでも全く話せず、成果も出せずに完全に撃沈してしまいました。
結果として、上司からその仕事を強制的に外されてしまったという、もの凄く苦くて悔しい思い出があるのです。
今は転職して、普段の業務で英語を使うことはありません。
でも、もし今の職場でまた新しく海外案件や英語が必要なチャンスが巡ってきたとき、今度こそは堂々と担当させてもらえるように、実力をつけてリベンジしたいという強い思いがありました。
2つ目の動機は、TOEICの具体的なスコアアップの野望です。
最近は並行してTOEICの勉強もがんばっており、現在のスコアは700点ぐらいのところにいるのですが、これを今年中には、なんとか800点台後半、できれば900点という高得点の世界にまで乗せたいと考えていました。
そして3つ目の動機が、日本語っぽい音からの脱却という、自分の中で今一番大きな謎であり課題になっていることでした。
私はつい最近、イングリッシュカンパニーを卒業したばかりで、そこでの徹底的なシャドーイングとフォニックスの指導のおかげで、単語一つ一つの発音や音声変化の知識は格段に良くなったという自負がありました。
それなのに、いざ自分でフレーズを口から出そうとすると、なぜか全体としてもの凄く日本語っぽい平坦な音になってしまうのです。
何かが決定的に英語らしくないけれど、個々の発音記号の通りには読めているはず。
これはもしかして、発音の上手い下手とは違う、全く別の次元に原因があるんじゃないかと思い始めていたところだったのです。
私の3つの動機をじっくりと聞き終えたトレーナーのお姉さんは、フムフムと大きく頷いた後、パッと声を弾ませました。
ユキさんの現在地がよーく分かりました!
イングリッシュカンパニーさんで素晴らしい基礎を作られたのは本当に強みですね。
でも、口から出る音がどうしても日本語っぽい音になってしまう原因、私、今の自己紹介を聴いただけでもう完全にピンときちゃいました!
90Englishのこの2週間で、その音の正体を根本から突き崩していきましょう。
ユキさんの課題をクリアするための、平日のワークと土日の特別カリキュラムを今から説明しますね!
トレーナー
ここからセッションは、LINEの画面共有機能を用いたカリキュラムの説明へと移っていきました。
スマホの画面に映し出されたスライドを見ながら、90Englishが誇る、徹底的に計算された日々のワークの構造が明かされていきます。
通常コースの場合、ワークは平日のスピーキング、ライティング、単語と、土日のシャドーイングという3本柱で構成されているそうですが、今回は2週間の短期体験コースということもあり、単語テストは免除され、以下のスケジュールで毎日課題を回していくことになりました。

まず平日のワークについて、画面に共有されたテキストの構成は非常にシンプルでした。
スライドの左半分が日本語の文章、右半分がそれに対応する英語の文章のリストになっています。
特定の文法テーマに対して、それぞれ2つずつ例文が用意されており、最終的には左側の日本語の文字を見ただけで、1秒以内につまずくことなく、右側の英語を素早く口頭で言えるようになることがゴールとなります。
具体的な日々のサイクルは、毎日5つずつ、新しい文法の例文をスピーキングで徹底的に練習し、その日仕上がった5フレーズの音声を録音して、毎日夜9時までにLINEグループへ共有します。
そして翌日は、前日にスピーキングの課題として音声提出した5つの文法テーマをもとに、今度は自分自身の力でオリジナルの自由作文を2つずつ作成し、ライティング課題としてLINEのテキストで共有する、という流れになっていました。
例えば、月曜日に文法テーマ1から5のスピーキング音声を提出した場合、その日のライティング課題はありません。
そして翌火曜日になると、新しく文法テーマ6から10のスピーキング音声を提出すると同時に、前日おこなった文法テーマ1から5の自由作文をライティング課題として提出する、というように、スピーキングとライティングで日をずらす仕組みになっていました。
トレーナー
トレーナーのお姉さんが、画面の向こうで悪戯っぽく笑いながら問いかけてきます。
ユキ
トレーナー
トレーナーのお姉さんは、さらに付け加えます。
だからこそ、あえて1日ずらして、前日口頭で叩き込んだ文法を、今度は自分の頭でゼロから英文を組み立てるライティングとして引っ張り出す。
この短い期間の中で何度も繰り返すことによって、脳の深い部分に知識が定着し、定着率を高めていくことができるんですよ!
トレーナー
イングリッシュカンパニーで第二言語習得論の科学に触れてきた私にとって、この90Englishの時間差反復システムは、脳のメカニズムに極めて忠実な、非常に合理的な設計であると瞬時に理解できました。
これなら、仕事で忙しい日々の中でも、隙間時間を使って効率的に脳をハックしていける。
そう確信し、日々の課題提出へのモチベーションがフツフツと湧いてきたのです。
カリキュラムの説明が終わり、少しホッとしたのも束の間、トレーナーのお姉さんから
トレーナー
と、あまりにも突然の宣告が下されました。
ユキ
まさかテストがあるとは思っていなかった私は、一瞬にして心臓がバクバクと跳ね上がり、全身が緊張でガチガチに強張ってしまいました。
LINEの音声通話の向こうから、お姉さんが流暢で、どこまでも美しいネイティブ発音の英語で、次々と質問を投げかけてきます。
彼女の英語は、単に発音が綺麗なだけでなく、声の響きそのものが、私たちが普段話している日本語の浅い口先の音とは明らかに異なる、身体の奥深くから響いてくるような、圧倒的な音の深さを持っていました。
テストの内容自体は、趣味や今まで行った旅行先といった、カジュアルで平易なトピックについて話した気がします。
ライザップで鍛えたスキルを必死に総動員し、なんとか会話のラリーを終え、私がベッドの上でゼーゼーと息を切らしていると、お姉さんは
ちゃんと文章の形で答えられていますね!
トレーナー
と褒めてくれた後、真剣なトーンで画面のスライドを切り替えました。
それなら、まず発音をやるべきです。
トレーナー
とお姉さんはきっぱりと言い、第二言語習得論におけるリスニングのメカニズムのスライドを説明し始めました。
リスニングは、3つのステップで成り立っています。
まず第1のステップが「音声知覚」であり、これは自分の口から出る音とネイティブの音が違っていると、そもそも正しい音として認識できないという段階です。
続く第2のステップが「意味理解」で、これは単語の意味を知らないと理解できないという段階。
そして第3のステップが「情報整理」であり、頭の中に情報がしっかりと残ってこそ内容を理解できるという段階です。
ここの音がズレていると、どれだけ単語を覚えようとしても、音声知覚の段階で弾かれてしまって、意味理解や情報整理に進めないの。
正しい発音を身に付けてこそ、リスニング力は劇的にUPするんですよ!
トレーナー
イングリッシュカンパニーでも叩き込まれた音声知覚の重要性が、ここでお姉さんの口から、より身体的なアプローチとして語られた瞬間でした。
私の耳を塞ぎ、私の口を縛っているものの正体が、いよいよベールを脱ごうとしていたのです。
ユキさん、日本語と英語って、音を出すときに具体的にどんなところが違うと思いますか?
トレーナー
トレーナーのお姉さんからの突然の質問に、私はうーんと唸りながら、これまでに得た知識の引き出しを必死に探りました。
ユキ
英語と日本語はいろいろ違うことは分かってはいたのですが、いざ具体的に挙げてみろと言われるとなかなか思い浮かばないものです。
するとお姉さんは、次のように分かりやすく言葉で対比を教えてくれました。
まず日本語は、全体のトーンが平坦で、口先だけで音を発しており、そのとき喉がギューッと締まっています。
それに対して英語は、激しい抑揚があり、喉の奥から音を発していて、そのとき喉が完全にリラックスしている、という決定的な違いがあるのです。
ユキ
お姉さんの言葉を聞きながら、私の頭の中には巨大な疑問符が浮かび上がりました。
喉が締まっているとか、リラックスしているって、一体どういうことなのでしょうか?
発音記号や口の形であれば視覚的に理解できますが、喉の内側の筋肉の状態なんて、これまで意識したこともありません。
呆然とする私に対して、トレーナーのお姉さんは
今から、外国人の気持ちになって声真似をすることにしましょう!
トレーナー
と、あまりにも突飛な指示を出してきました。
ユキ
じゃあ、まずは普通に、いつも通り日本語で『こんにちは』って言ってみてください。
トレーナー
ユキ
じゃあ次は、外国人の気持ちになってみましょう。
私が言う通りに真似してみてくださいね。
……コンニチハ!
トレーナー
お姉さんの口から飛び出したのは、よくテレビのコントに出てくるような、あの外国人特有の、独特なイントネーションの「コンニチハ」でした。
お風呂上がりのベッドの上で、私は羞恥心を必死にゴミ箱に投げ捨て、お姉さんの声のトーンを思いっきり模倣して叫びました。
ユキ
トレーナー
ユキ
お姉さんの鋭いフィードバックが飛んできます。
私はコンニチハの「ニ」の音を発した瞬間に、日本語の癖で無意識のうちに音が上がってしまい、それによって喉が締まっているらしいのです。
うーんと唸りながら何度も挑戦してみるものの、どうしても上手くできず、完全に壁にぶち当たってしまいました。
絶望しかけた私を見て、トレーナーのお姉さんは
ユキさん、その場で思いっきり、大裟裟にあくびをしてみてください。
トレーナー
と言いました。
私は言われた通り、口を大きく開けて、喉の奥から長いあくびをしてみました。
その、あくびをしている瞬間の、喉の奥が開く感覚、わかりましたか?
トレーナー
ユキ
その瞬間、私の脳内に電撃のような閃きが走りました。
ユキ
普段日本語を発していて、この感覚は絶対にないなぁと思います!
それこそが、英語を発するべきあくびゾーンの活用なんです!
普段、私たち日本人が日本語を話しているときって、このあくびゾーンは全く使われていなくて、喉が閉じた状態で口先だけで音を作っているの。
だから、どれだけ発音記号を完璧にマスターしても、喉のシャッターが閉まったままだから、日本語っぽい音になっちゃっていたんですよ!
トレーナー
この「あくびゾーン」の発見は、これまでの私の英語人生の中で、最も強烈な身体的ブレイクスルーでした。
お姉さんはすかさず、喉で英語を発するための4ステップを提示してくれました。
まず第1に全身の力を抜くこと、第2に大きく息を吸うこと、第3に息継ぎをせずに音をつなげること、面して第4にあくびゾーンを活用すること、という非常に明快なステップです。
この4ステップを見た瞬間、かつてイングリッシュカンパニーのシャドーイングの課題をしていて、「ネイティブは一息でかなり長文を発するんだなぁ」と不思議に思っていた謎が、パズルのピースがピタリとはまるように氷解していきました。
トレーナーのお姉さんは、私のその疑問に対して、衝撃的な事実を教えてくれました。
英語は、一文を話している間、息を出しっぱなしにして、喉を開きっぱなしにする言語なの。
息を出しっぱなしにするからこそ、言いやすいように音がつながるリンキングができるのよ。
逆に、日本語は単語ごとに喉が閉まる言語なの。
意識してないけれど、その都度チョコチョコと息継ぎをして音を区切っているんですよ。
トレーナー
ユキ
私はその事実に、あまりの衝撃でベッドの上で起き上がってしまいました。
思い返してみれば、私は普段からよく「声が小さい」と言われることが頻繁にありました。
それは単に内向的だからというだけでなく、物理的に英語を話す肺活量がそもそも足りていないのかもしれません。
身体の器そのものが、英語を鳴らす仕様になっていなかったのだと気付かされました。
お姉さんは「普段、歌は歌いますか?」と聞いてきましたが、「歌いません」と答えるしかありません。
「じゃあ、水泳の経験はありますか?」という質問にも、「小学校の体育の授業くらいです」と答える私に、お姉さんは苦笑いするしかありませんでした。
英語を英語っぽく話せるようになるためには、肺活量を物理的に鍛える必要があるっぽい。
そう確信した私は、このセッションの直後、自宅の近くにある本格的なボイストレーニング(ボイトレ)スクールに実際に通うことを決意したほどでした。
しかし、それほどまでに90Englishの指摘は、言語の本質を突いていたのです。
第1回の衝撃的なセッションを終え、翌日からはいよいよ、平日のスピーキングとライティングの課題提出という、本当の筋トレの日々が始まりました。
私は毎日のルーティンとして、スピーキングとライティングの課題は、夜の9時までには必ずLINEグループへ送るように徹底していました。
そうすると、その日中か、あるいは翌日の朝一番には、トレーナーのお姉さんから非常に詳細なフィードバックが届くのです。
しかし、そのフィードバックの内容は、私のプライドを木っ端微塵に打ち砕く、非常に容赦のない、かつ的確なものでした。
ある日の朝、スマホに届いたお姉さんからのメッセージには、以下のような鋭い指摘が並んでいました。
もっとトーンを落として発声しましょう。
それに、英語を話さなきゃというプレッシャーのせいか、緊張しているのが伝わってきます。
これだと、リンキングはうまくできていたとしても、音が日本語の音のままになっちゃっています。
あと、yourとかtheとかの重要じゃない単語を強く発音しちゃっていますが、ここは弱形(じゃっけい)なので、強く発音してはいけません。
トレーナー
お姉さんはテキストの文字だけでなく、実際にyourやtheの実演をして音声を送ってくれたので、どこがどう違うのかが非常にわかりやすいフィードバックでした。
私は、毎回のスピーキング課題を録音する前に、YouTubeを使ってネイティブの声を聴き、日本語よりも声を低く、お腹から息を吐き出すように「自分の喉をチューニング」してから録音に臨むという工夫を重ねながら、毎日の過酷なワークを必死にこなしていきました。
体験期間の折り返し地点となる2週目、2回目のLINE音声セッションが行われました。
お風呂上がりに、リラックスしてスマホを耳に当てた瞬間、何の前触れもなくいきなりの英会話が始まってしまい、私は激しくびびってしまいました。
仕事終わりの疲れた頭が全く回らない中、お姉さんの相変わらずのまばゆいばかりの「陽キャの英語オーラ」が容赦なく降り注いできます。
そのテンポの速さに圧倒され、仕事終わりの頭ではついていくのがやっとで、「陽キャの英語つらい……」と内心パニックになっていました。
質問に対して「Yes/No」だけで答えてしまい、沈黙しそうになる私に、お姉さんは非常に重要なアドバイスをくれたのです。
英語はコミュニケーションツールだから、会話のキャッチボールをつくるべしなんです!
トレーナー
この言葉を聴いた瞬間、私の脳裏に、英語以前の残酷な現実が突き刺さりました。
ユキ
会話のキャッチボールをつくるって、ああ、これは日本語でも私、普段から会話のキャッチボールができていないわ……
そうなのです。
私は元来、内向的で人間関係に臆病なため、職場で誰かに話しかけられても、必要最低限のことだけをボソッと返して、すぐに会話を終わらせてしまう癖がありました。
日本語ですらキャッチボールを拒否している人間が、英語のピッチに立った瞬間、滑らかにラリーを続けられるわけがありません。
英語の壁だと思っていたものは、実は私のコミュニケーションそのものの壁だったのです。
90Englishのコーチングは、英語の技術を遥かに超えて、私の人間としてのコミュニケーションのあり方にまで、鋭いメスを入れてきたのでした。
2週目のセッションの後半、90Englishのカリキュラムの中でも最もユニークであり、私にとって最大のブレイクスルーとなった「日本語変換トレーニング」の時間がやってきました。
私はフォニックスと日本語変換トレーニングの2つから選ぶことができたのですが、迷わず日本語変換トレーニングを選択しました。
このワークは、日常の様々なシチュエーションにおいて、私たちが無意識に使っている日本語を、そのまま直訳するのではなく、優しい日本語に直してから英語にするという思考の特訓です。
トレーナーのお姉さんから、最初の問題が出されました。
これを英語で表現するとしたら、なんて言いますか?
トレーナー
私は一言一句を厳密に訳しようとする硬い頭をフル稼働させ、
ユキ
ユキ
と答えました。
しかし、お姉さんは「違う、そうじゃないの!」と言いました。
なんて言いたいのか、その言葉の裏にあるメッセージを考えてみて。
作ってくれた人への感謝でしょう?
だったら、シンプルに『Thank you for your cooking.』と言えばいいの。
日本語そのまま訳さない、そもそもあなたは何を伝えたいのか?という原点に立ち返るのが、バイリンガルの頭の中なんですよ。
トレーナー
目から鱗がボロボロと落ちました。
続く問題は、さらに私の脳を混乱させました。
ビジネスでもよく使う『時期尚早(じきしょうそう)』。これを英語にしてみてください。
トレーナー
ユキ
と、私の頭の中の辞書が再びパニックを起こし、フリーズしかけました。
お姉さんは
時期尚早って、要するにやるには早いってことでしょ?
トレーナー
表現に詰まったら優しい日本語に直して、それから英語にする。
それがバイリンガルの頭の中なんですよ。
トレーナー
お姉さんは続けて、私の日常の盲点を突く問題を次々と繰り出していきました。
まず1つ目の例として、「家でゴロゴロしている」というお題が出されました。
これをそのまま英語にしようとすると詰まってしまいますが、優しい日本語に直して「家でリラックスしている」と考えれば、「I am spending my time at home and relax.」や「I stay at home and do nothing.」と、中学レベルの英語で簡単に表現することができます。
続く2つ目の例は、「仕方がない」というお題でした。
私の硬い頭からは、「なすすべがない」「手の施しようがない」という、なぜかさらに難しい日本語しか出てきません。
それを察したお姉さんは、
トレーナー
と苦笑いしながら、
なるほどぉ、と思いませんか?
トレーナー
と言いました。
そう、選択肢がないと考えれば、「I have no choice.」というシンプルな英語がスッと出てくるのです。
トレーナーのお姉さんは、このトレーニングの極意を、満面の笑みで教えてくれました。
すらすら英語で会話ができるようになるには、難しい日本語をそのまま英語にするのではなく、まずはやさしい日本語に直してから英語にするようにすればいいのよ。
表現に詰まった時は、視野を広く、頭を柔らかくして、そもそも何を伝えたいのか考えようね!
トレーナー
私が
ユキ
と漏らすと、お姉さんは
トレーナー
と力強く励ましてくれました。
英語を話すということは、自分を複雑に見せることではなく、どこまでもシンプルに削ぎ落としていく作業なのだと、強烈なブレイクスルーを体験しました。
たった30分!?かと思うかもしれませんが、セッションの内容は非常に盛りだくさんで、脳の使っていない領域が激しく活性化していくのが分かりました。
日々の平日課題で扱われる英文リストは、スクール内で「無敵フレーズ」と呼ばれている、日常会話やビジネスで頻出するネイティブの生きた表現集でした。
しかし、この無敵フレーズの習得においても、私の学校英語の呪縛が浮き彫りになりました。
ある日のテキストに、「会社に入社する」というお題がありました。
私の頭の中からは、何の疑いもなく「Enter the company」というフレーズが飛び出してきました。
しかし、お姉さんの解説は違いました。
まずは日常的に使われるJoinをパッと出せるように頭を切り替えていきましょうね!
トレーナー
いかに自分が、生きた英語のニュアンスを知らずに、文字面の機械的な翻訳だけで英語を捉えていたかを痛感させられると同時に、90Englishの「無敵フレーズ」が、いかに実践的で無駄のない武器であるかが身に染みて理解できました。
平日のワークを経て、週末にはもう一つの大きな課題である「シャドーイング」の総括が行われました。
土日に提出したシャドーイングの音声を、最後のセッションでお姉さんと一緒に聞きながら振り返りをおこないます。
テキストのパラグラフには、リンキング(音がつながる変化)やリダクション(音が脱落して消える変化)の部分に色が変わって表示されており、単語のアクセント(ストレス)も意識しながら発音するようになっていました。
私は、最初は普通に音読をし、次は0.7倍速で音声を追いかけるというステップで、徹底的に練習した音声を週末に送っていました。
一緒に私の音声を聴き終えると、トレーナーのお姉さんは真剣なトーンで指摘をしてくれました。
すべての単語を同じように強く話してしまっていますね。
ここで質問ですが、ユキさんはネイティブの言葉をすべて聞き取れますか?
トレーナー
ユキ
でも、意味の理解はできるんです。
なぜなら英語は、必要な単語は大きくはっきり言い、それ以外の言葉は小さく、ぼそっと言う言語だからなんです。
これこそが、今のユキさんに欠けていたものなんですよ。
トレーナー
お姉さん曰く、シャドーイングとは「音の分析」です。
うん、それだけでも意味はなんとなくわかるでしょ?
次に、不要な単語をぼそっと短くと言ってみるの。
トレーナー
言われた通りにやってみようとしましたが、最初は「あれ?できない……」と戸惑ってしまいました。
長年の癖で、どうしても全部同じ強さ、同じ長さで発音してしまい、メリハリがつけられないのです。
しかし、お姉さんの指導のもとで何度かやってみるうちに、不要な単語をボソッと潰して発音できるようになっていきました。
その瞬間、お姉さんが
トレーナー
と声を弾ませました。
すべての単語を等しく発音するのをやめ、重要な単語だけを際立たせ、それ以外をボソッとサボること。それによって初めて、英語特有の美しい波のような抑揚とリズムが私の口から生まれ出たのです。
当初は「職場の福利厚生で無料だから、がめつく使い倒してやろう」という些か不純な動機から始まった、90Englishの2週間短期体験コース。
たった30分!?かと思うほど短い時間の中に、これほどまでに盛りだくさんで、言語の本質を突いた大革命が詰まっていたのかと、終了した今は深い驚きと圧倒的な満足感でいっぱいです。
90Englishが私にもたらしてくれたものは、単なる英語のフレーズの暗記やTOEICのテクニックではありません。
日本語の4倍の肺活量を必要とする英語を鳴らすため、喉の奥の「あくびゾーン」を強制的に開国させ、身体そのものを英語仕様に変えるための発声法。
そして、難しい日本語を頭の中で「超優しい日本語に下ごしらえ」してから英語に直す、バイリンガルの頭の中の仕組み。
そして、不要な単語をボソッと潰すことで、美しい抑揚を生み出す音の引き抜きの技術。
このすべてが、お風呂上がりの完全なプライベート空間の中で、あの陽気で愛らしいトレーナーのお姉さんとのLINE通話を通じて、私の身体へと見事にインストールされたのです。
イングリッシュカンパニーで知識のデータベースを築き、ライザップイングリッシュでアウトプットの蛇口を開き、面してこの90Englishで、その蛇口から出る音そのものを「本物の英語の響き」へとチューニングし、思考を極限まで柔らかくほぐす――。
この私が自ら繋いできた英語学習のバトンは、90Englishという最高の触媒に出会ったことで、ついに「自分自身の身体で英語を鳴らす」という、全く新しいフォームを完成させることができました。
お姉さんから教わった「あくびゾーン」を意識しながら、私は今日も、新しく通い始めたボイトレスクールで大きく息を吸い込み、声を低く落として、スマホに向かって英語を話し続けています。
頭の中に住まわせた小さな子どもの手を引きながら、よりシンプルに、より力強く、世界中の人々と心を通わせる本物のコミュニケーションに向けて。
私の開拓した新しい英語の旅路は、これからもどこまでも、滑らかに、そして美しく響き渡りながら続いていきます。
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